奥羽本線で山形に着いたあとは左沢線に乗る。

 ローカル線なのに4両編成とは長く感じられるなと思っていたら
もしや?やっぱり?という感じで、高校生でいっぱいだった。
土曜日といえどもあなどれない。
車掌室の横に陣取る。着席は望まないほうがよい。
左沢行普通列車は16時51分に5番線から発車した。

 北山形までは奥羽本線である。
複線のうち一本が新幹線と奥羽本線用、
もう一本が左沢線と仙山線用で両者の線路幅は異なる。

 北山形から左沢線に入ると住宅地の中の東金井に着く。
5分の1ぐらいが下車しただろうか。
さらに最上川を渡って羽前山辺に停まる。
大量に下車し、立客はいなくなった。
車掌はホームに出て集札業務に忙しそうだ。
羽前山辺を出ると市街地は尽きて、山形盆地の中を快走する。

 羽前金沢、羽前長崎と停車する。
駅名とはおもしろいものだ。旧国名さえ付ければ
どんな地名も用いてよいように感じるし、まったく違和感がない。
不思議なものだ。

 再び民家が建て込んでくると南寒河江に停車。
そのまま寒河江に着く。車内の人たちのほとんどが下車し、
山形発車時点での混雑ぶりはうそのようにさえ思われる。
大きな駅のようで、左沢線用の車両が留置線に停まっている。
橋上駅舎がにぎわっているのも車内から見える。

 沿線の中核らしき寒河江を出て、西寒河江、羽前高松に停車。
もはや他のどんな地名も使いたい放題だ。
雨脚がだんだんと強くなってきた。
山形盆地の南部では晴れていたのに北部ではこの有様である。
雷も鳴っている。通り雨だろうか。

 2両分のスペースしかない柴橋に停まったあと、
17時32分、終点の左沢に到着。
“フルーツライン左沢線”の愛称が付いており、
沿線は果樹園ばかりなのだろうと思っていたが、そうでもなかった。
駅名板がラ・フランスの形をしていたり、
洋ナシやさくらんぼの形をしていて独特だったけど、
アピールするには悪くないように思われた。
そんな想像をしていた自分も、フルーツラインという愛称も
少々大袈裟であったようである。

最長片道切符の旅・7日目へ

最長片道切符の旅TOPへ


フルーツライン・左沢線の旅

時刻表2万km・ローカル線日記へ
広告 [PR] カード  資格 転職 スキルアップ 無料レンタルサーバー