8月20日(土)

 朝一番で男鹿線に乗る。

 秋田駅3番線に下りると、
男鹿線・男鹿行普通列車は1両のワンマンカーだった。
よくよく考えたら、今日は土曜日。
通勤客も少ないわけである。

 少しの乗客を乗せて、6時ちょうどに発車する。
秋田の貨物ターミナルを抜け、土崎、上飯島と奥羽本線を快走する。
15分で追分に到着。車内の半分は高校生になる。
乗ってくるなり、「おはようございまーす!」と先輩にあいさつしている。

 追分から男鹿線に入る。
男鹿線は“男鹿なまはげライン”の愛称が付いており、
秋田なまはげで有名な男鹿半島へ伸びる盲腸線である。
松林と住宅が続いて、出戸浜、上ニ田、ニ田と停車する。
降りる人はほとんどいない。いても一人である。

 さらに天王に停車する。
寒風山に向けて伸びる陸繋砂洲(トンボロ)上を走る男鹿線は、
九州の志賀島に向けて伸びる砂洲上を走る香椎線とよく似ている。
違う点と言えば、途中で海に繋がる入り江を渡ることぐらいだろうか。
男鹿線は北側に、干拓地として有名な八郎潟があり、
八郎潟と日本海とを結ぶ入江を渡るのである。

 その入江を渡ると水田の中を駆ける。
やはりあきたこまちだろうか。穂が付いて間もない頃のようだ。
次の船越で学生がすべて下車。車内が静かになる。
土曜日は学生が少ないので、釜石線の時のように
高校生でいっぱいにならないから安心である。

 脇坂を出ると寒風山が見え始める。
男鹿線の土壌を作った山。その寒風山から少し離れるようにして
ゆっくりと走れば6時54分、終点・男鹿に到着。

 広い構内の駅だ。
長いホームに、ぽつんと1両のワンマンカー。
これがそのまま折り返すのかと思っていたら、
車庫から3両のディーゼルカーが出てきて連結された。
改札を出ると、駅の外には“歓迎・なまはげ伝説の里”とあった。
なまはげに歓迎されてもうれしくない。
ただただ、“苦笑”である。
駅前はわりと殺風景だった。小さなスナック、居酒屋が何件かあり、
皆秋田へ出て行っているような印象だ。
近くには港もある。
秋田から40km弱を1時間かけたのんびりとした旅だった。

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