最長片道切符を途中下車してから
上菅谷駅1番線に停車中の常陸太田行普通列車に乗る。

 12時32分、水戸からの普通列車が到着し、
乗換え客を吸い込む。12時33分に、常陸大宮行と同時発車。
こちらはずっと直線なのでぐんぐん加速し、一気に抜き去る。

 郡山からずっと水郡線をたどってきたから、
これまでとあまり風景は変わらない。田園風景が続く。
南酒出、額田と停車。小ぢんまりとした駅である。
沿線人口はそれほど多くないようだが、
1両では足りないくらいに乗客はいる。

 さらに河合、谷河原で3人ずつ下車。
久慈川を渡って12時48分、終点常陸太田着。
そろそろ倹約しなくてはならないので
青春18切符に今日の日付を入れてもらう。
売り上げに貢献できないのは残念だが、関東は乗客が多い。
東北のローカル線とは比べるまでもない。
よって、運賃収入にはならないことを申し訳なく思うが、
青春18切符を使わせてもらうことにする。
常陸太田は高校が2,3あるために支線が残っている。
距離にしてわずか10kmだが、大事な顧客である彼らにとって
なくてはならぬ存在でもあった。



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 最長片道切符の12日目を終わらせてから、水戸線に乗る。
水戸から乗ってきた小山行普通電車に引き続き乗る。
友部駅を14時25分、定刻に発車した。
水戸線も両毛線同様に幹線であるが、乗っていると
電化されているとはいえ、どう見ても単線のローカル線だ。
なぜ幹線扱いされるのかわからない。

 2つめの笠間駅で乗客が半分に減る。
その後、稲田、福原、羽黒、岩瀬と停まるが、
乗車数=下車数の状態が続き、混み具合(というよりは
空き具合)に変化はない。外の風景に目をやると、
田園風景の向こうにそれほど高くない山並みが続く。
両毛線とほぼ同じような車窓だ。
北関東を環状に結ぶ線路の一角をなすから当然かもしれない。

 下館で乗車が上回った。
それでも乗客は多くない。
水郡線のほうが混んでいたように思う。
真岡鉄道のディーゼルカーを見ながら下館を発車。

 両毛線と何が違うのかわからないくらい、坦々と走る。
峠もない。小田林を出ると電気が消えた。
デッドセクションであった。交流と直流が切り換えられ、
15時27分、終点・小山駅に到着。
下車客は皆改札を通らず、宇都宮方面へと向かっていった。

その流れに乗って、宇都宮へ向かう。
台風はまだ来てないらしいので、日光線にも乗っておこう。



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水郡線(常陸太田支線)と水戸線の旅
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