荒屋新町では大館発盛岡行の普通列車とすれ違う。
その普通列車の中をのぞいてみても、
乗客は数えるほどしかいなかった。
採算が取れるのかどうかには多いに疑問が残るが、
積雪の多いこの東北地方では、
やはりクルマより鉄道のほうが安全な輸送手段、
交通手段として存在しなくてはならないのだろう。
が、こちらの車内もだいぶ乗客が減ってきた。

 荒屋新町からさらに30分ほど走って、鹿角花輪に到着した。
列車本数が少ない路線であるため
ホーム1本あれば足りるのは少々寂しい気もする。

 鹿角花輪から10分で十和田南に到着。
十和田南は十和田観光の起点となる駅でバスも発着する。
この時間帯に人が少ないのはやむを得ないのだが、
地図上では何より高速道路が目立つ。
八幡平観光はマイカーが多いのだろうか。

 地元密着の花輪線列車はひたすら闇を駆ける。
十和田南から先、進行方向を変えた上で各駅停車となった
快速<八幡平>の車内はいよいよ寂寥としている。
ほとんどの乗客は目を閉じて眠っているのである。
車内の光が雪に反射しているのが美しく感じられた。

 19時16分、定刻に大館駅に到着した。
ここは奥羽本線の駅で秋田県と青森県の県境にある。
ちょうど碇ヶ関の南側に位置する町で、青森県弘前の南にある。

 ここで夕食をとる。
大館で食事をとっておかないと、
青森で乗換え時間6分であるから食事をとる暇がないのだ。
駅舎内の食堂は19時までであったので、大館の街に出る。

 青春18切符利用の自分にとって
次の青森方面行普通列車は21時過ぎの弘前行までないから、
時間はたっぷりある。その間に、夜行急行列車に備えることにしよう。

 大館発21時06分の弘前行は、
なんと快速八幡平の車両を使った普通列車であった。
発車間際の21時前に秋田側から新潟発青森行の特急いなほ7号、
青森方から函館発大阪行の寝台特急日本海4号が到着。

 大館からの普通列車は、乗客は少なくてゆったりとしていた。
21時51分、弘前に到着すると、
ほぼ全員が青森行普通列車の停車している1番線へ向かった。
青森行は東北地区お決まりの701系電車。
しかも今度は秋田・青森地区のカラー“赤紫”である。
やはりロングシートはよくないように思う。
景色を楽しむこともできぬまま、44分かけて青森へと走った。



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花輪線・快速<八幡平> A

八幡平の風
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