宇野線を乗り終えてから岡山に戻る。

 13時50分に着いて、17番線に向かう。
次は吉備線である。14時ちょうど発の総社行普通列車はすでに停車していた。
吉備線は岡山平野西部を走り、岡山〜総社間20.4kmを結ぶローカル線。
乗り込むと、途中の備中高松と総社以外では後ろのドアは開かないと放送し、
ワンマン運転であることを繰り返し案内している。ボックスに1人ぐらいの数の
乗客を乗せて工事中の岡山駅を発車した。

 電車の加速のような鋭さはない。
のっそりと動き出す感じであった。右に大きくカーブを切って新幹線の高架橋に
背を向ける。岡山の市街地を高架橋で抜けていく。

 はじめて乗る路線に始発駅から乗るときの高揚感が何とも言えない。
身震いしてしまうのだ。これは旅慣れした人にしかわからないかもしれない。
筆舌しがたいものがある。

 備前三門、大安寺と停車。
大安寺で岡山行の普通列車とすれ違ったあと、備前一宮に停まる。
この辺りからローカルムードが濃い吉備路をたどる。のどかだ。
吉備津を出て水田の真ん中に鳥居が見えると備中高松着。
乗客の半分が下車する。

 ここからはさらにのんびりゆったり走る。
いま走る吉備線の線路の何倍もの幅を持つ高速道路の下をくぐる。
心なしかディーゼルカーは申し訳なさそうだ。

 足守、服部、東総社と停車して14時38分に終点・総社着。
台風のせいで、雨が上がる気配はない。総社駅は吉備線が分岐する伯備線の
駅だが小ぢんまりとしたものであった。その駅の1番ホームに肩身狭そうに
音を立ててたたずむディーゼルカーが印象的だった。


 総社から伯備線の普通電車に乗って岡山へ。
実は伯備線もはじめて乗るのにうとうとしてしまう。
岡山まで戻ると山陽本線で相生、姫路と乗り継ぎ、
新快速電車で神戸へと向かった。

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