12時55分に富良野線で旭川に着いた。

 乗換える列車は13時ちょうど発の特急<スーパーホワイトアロー16号>
新千歳空港行である。5分しかないが、これはこれで接続のよいもの。
乗り込んだらすぐに発車である。

 旭川を発車したら石狩川を渡り、複線の立派な函館本線を走る。
近文、伊納、納内と通過するが、駅がよくわからなかった。けっこう速い。
さすがに北海道の看板特急である。

 カムイコタンの山々をトンネルで貫く。
“神居古潭”と書く。自然が美しい石狩川沿いの景勝地。アイヌにも縁の深い
土地である。地名の由来は、アイヌ語で「神の居る里」。

 ただし「悪神」らしい。
岩礁の多い川が、かつて船の難所として恐れられた事から、そんな由来に
なったようである。最後は守護神に追い立てられたそうだ。
あまりメジャーな景勝地ではない。

 この伝説に由来する史跡や、アイヌ以前の民族が住んだと言われる
竪穴住居遺跡、旧神居古潭駅舎などがある。いま走っているのは、実は
新しくトンネルを掘った新線で、石狩川沿いに旧線があった。

 17分で深川に到着。
ここで下車して留萌本線に乗る。



 増毛から戻ってくると、17時14分。
すでに暗くなりかけている。ドタバタと乗り換えるのもやめて、17時18分発の
特急は見送り、1時間後の<スーパーホワイトアロー24号>に乗り込む。
先ほどは自由席だったが今度は指定席でJR北海道が躍起になって作った
“uシート”である。けっこう座り心地がいい。

 妹背牛、江部乙と通過して滝川着。
もう何度通ったかわからない滝川駅である。5回目なので、1日1回の割合。
それだけ幹線上の要衝なのであろう。

 砂川に停車した後、さらの函館本線を疾走する。
まさしく雪原の矢・ホワイトアローである。流域面積が広大な石狩川の流れる
石狩平野を豪快に走って美唄、岩見沢に停車。札幌が近づいてきたようで
すれ違う普通電車の数が増える。

 岩見沢から20分で千歳線が現れる。
あちらも札幌近郊路線ゆえに、複々線のような形で高架橋に上がり、
19時20分、札幌に着いた。ここで5分停車し、進行方向を変えた上で
快速<エアポート182号>新千歳空港行となって発車する。

 隣のホームには上野行の寝台特急<北斗星4号>が発車待ちを
していた。こちらとあちらでは趣がまったく異なる。あちらは長距離旅客の
ブルートレイン。こちらは通勤客と空港までの利用者を乗せた列車。
列を成していた人は<北斗星>になど目もくれぬ様子である。

 快速になったからといって歩調を緩めることなく、矢の如しであった。
千歳線はもとは北海道鉄道札幌線で、国鉄に買収された当時は
1日5,6往復程度の列車しか走っていなかった。それがいまでは複線電化
されて、特急と急行を主力とする列車が数十往復走るようになった。
百万都市札幌を象徴するような路線である。

 新札幌、北広島、恵庭、千歳に停まると、南千歳着。
右窓には千歳空港のビルの明かりや誘導灯が輝く。時代を謳歌するようで、
この後を走ってくる上野行の<北斗星4号>が気の毒だ。

 南千歳から地下線に入り、新千歳空港駅に着いた。
空港ロビーに直結しており、これなら列車を待っていても寒くない。
むしろ、ベンチがないので人を待たせずに停車中の列車に乗ればいい
ということらしい。納得して、15分後の<エアポート193号>で折り返す。

 ただ折り返すのもつまらないので、南千歳から特急<すずらん9号>に
乗った。快速は混んでいるからである。特急料金があるかないかは
大きいらしい。非常に空いていた。乗り心地は<エアポート>のほうが
よさそうに思うが、気にすることはなかった。





これもまた旅

終着駅へ行ってきます

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特急スーパーホワイトアロー
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